
こんにちは。
アスシア株式会社の田中です。
「中途採用で一番困っていることは何ですか?」
人事責任者にこの質問をぶつけると、「とにかく時間が足りない、リソースが足りない!」と悲鳴に近い声が返ってきます。詳しくお話を聞くと、書類選考(スクリーニング)の負担が増大し、相当な時間が割かれている傾向がございます。
その背景には、分業型のエージェントを中心に進む『AIによる自動マッチングの導入』が挙げられます。
AIで大量のレジュメがマッチングされ、エージェントのコンサルタントのスクリーニングなく、企業によっては処理しきれないほどの応募が送られてくる事態が発生しています。15年ほど前に私も在籍していた分業型のエージェントでは、当時20~30%前後だった書類選考通過率が、今では10%以下に落ち込んでいると聞きます。
以上の背景から、企業側では大量応募を捌くこと自体が目的化してしまい、最初にお聞きしたようなリソースが足りないという事態になり、更に応募が増えているという事実から「母集団形成はできている」と状況判断の誤りが起こったりもします。
書類選考の負担が大きくなることの弊害は、様々なフェーズにあらわれてきます。
例えば、時間がないあまりに、候補者の細やかな感情やニュアンスが重要となる面接後のフェーズでテンプレートのメールのやり取りで済ませてしまい、エージェントや候補者との対話時間の創出ができていないと感じる人事もおられます。
最悪なのは、書類選考が大量のレジュメを捌くための”流れ作業”になってしまい、最も会うべき優秀な方のレジュメが埋もれ、1週間後に慌てて面接案内を送った時には時すでに遅し…他社で最終フェーズに進んでしまって間に合わなかった、というようなケースです。
本来エージェントの役割は、大量の候補者を送る事ではなく、企業にとって最適な人材を紹介することです。
アスシアでは、大量の候補者を企業へ送り母集団を大きくすることはいたしません。
両面型の最大の強みである精度の高い紹介を行い、推薦の数ではなく質を重視した紹介を大切にしています。
現に当社のハイクラス担当のコンサルタントは、前期の書類選考通過率 約53%を維持しており、皆さまが本当に必要とする人材を丁寧にご紹介することを心がけております。
今一度、貴社の課題を見極め、エージェントの特徴に合わせた活用を行うことで精度の高い採用を実現しませんか?

趣味はジョギングや登山、写真など。料理も好きで、休みの日には名店のレシピ再現を楽しんだりしています。最近はエスニック系にハマっています。
●強み
20年以上の人材紹介業界、17年以上の両面型コンサルタント経験があり、ミドル~エグゼクティブ領域の支援が強みです。
クライアントの経営層とのリレーションを活かし新たなポジションの創出を提案させていただくこともございます。単にお仕事のマッチングだけではなく、人生における仕事の意味、なりたいご自身のビジョン等を大切にご支援しています。