先日、WEB企業のCTOの方お二人と食事をする機会がありました。せっかくですので、人財に関わる者として、どういうエンジニアが活躍するのか、と言う素朴な疑問をぶつけてみました。
私
「エンジニアのキャリアについて考えているのですが、『天才的な方やすばらしく活躍する方、一騎当千の方』もいる一方、多くは『普通の人』だと思います。 そういう方達はどうやって活躍していけるんでしょう?」
CTO Aさん
「答えはたくさんあるけど・・・。自分の頭で考えることかな~。」
私
「もうちょっとわかりやすく教えてくださいよ~。開発の速度はどんどん早くなっているので『コードをコピーしているだけでは』とか言われて困ってしまっていると思います。世界中から集めてきて作ってますよね? 足元では急ぐために先輩のものや自社のコンポーネント化されたものを使ったり・・・。」
CTO Bさん
「結局、そういうときに中身を理解する面倒さから逃げないで、コツコツ理解している人は伸びますね。その理解力や速度に差があってもいいと思います。きちんと理解をする事が大事です。」
私
「『早く帰れ、生産性をあげろ』という圧力も高まっているので仕事の時間が減っている人も多いと思いますが、本質的な自分の生産性をあげるような考え方をしていないとダメって事ですね。本当に単純な作業者になるかの境目って日常の仕事の仕方にあるんですね。
「ところでWEBサービス企業のお二人だからフラットに聞いてみたいんですが、先日ファームの方と食事をしていたときに、その方は “ソリューションはSAP、業界は自動車、領域はサプライチェーン、英語”と 自分の強みを何軸か考えて築いてきたと言っておられました。そういうのはどう思います?」
CTO Aさん
「答えがいくつもあると思うんですよね。求められるソリューションもどんどん変わるし。間違いないのはビジネスをちゃんと理解することですかね。」
CTO Bさん
「特にWEBビジネスの場合は、ビジネスを捉えていることは本当に大事ですね。」
私
「ビジネスを捉える…!そのお話もいつもされていますよね。今度あらためて詳しく聞かせてください。」
他にもたくさんのことをお話ししたので、時間はあっという間に過ぎてしまい、この『ビジネスを捉えること』については、あらためて深く掘り下げていきたいと思います。
日常の作業の中でも、少しの努力や細やかさを大切にしなければと改めて感じた1コマでした。
アスシアのカウンセリングでは、紙では伝わらない、その方独自の『魅力』をヒアリングしたいと思っています。エンジニアの方であれば、今までの経験、開発言語と言った話だけでなく、その方の仕事への向き合い方やキャリアについての考え方などもヒアリングし、その上で、その方に合った企業様をご紹介しております。ぜひ、あなたのお話をお聞かせください。