アスシアの飯田です。
私は、主に現年収1000万円以上のハイレイヤー層(40代~50代)の転職支援をしていますが、
今回はやや若めの方向けに 「年収の上げ方」 について書きたいと思います。
多くの方は転職において年収アップを希望されますが、本稿の趣旨は、
「次回の転職で一時的に年収を下げてでも、より多くの経験を積み、生涯年収の上昇を狙おう」という考え方です。
採用企業は、前職の活躍や実績を評価して、自社での再現性を期待して年収を設定することがほとんどです。
例えば前職が800万円の方に対しては、850万円を提示するなど。
当然ですが、採用企業としては前職と同じように(あるいはそれ以上に)活躍をしてくれることを望みます。
となると、多くの場合即戦力として期待されるがゆえに今までの業務と近い内容を行うことになり、新しいスキルや経験を得たくとも、学びが限定的になることがあります。
そこで、あえて年収を下げてでも、新たな武器を手に入れに行くという選択肢が浮上します。
私自身過去に複数回転職を行う中で、意図的にこの選択をしたわけではないのですが、
振り返ると実践した形になった転職があり、少しそのお話ができればと思います。
大学卒業後、国内トップクラスの年収を誇るメーカーや国内最大級のHRサービス企業に在籍し、
主に大手クライアントへの法人営業を経験してきました。当時の主なカウンターパートは、
マネージャー、課長、部長といった管理職層で、経営者と直接接点を持つ機会はさほど多くありませんでした。
転機となったのはリーマンショックです。
状況が状況だけに、これまでの実績や営業スタイルが通用しない外資系損害保険会社へ、年収を下げて転職せざるを得ませんでした。
役職や待遇の面ではまさに「キャリアの停滞」とも言えるリセットからのスタートでしたが、そこで賠償保険を専門に扱ったことにより、顧客側のカウンターパートが「社長や役員」へと変わり、話す内容も事業や経営のことがメインとなりました。
商談相手が管理職から経営者へとシフトしたことで、「経営視点」が身につき、それが現在のハイレイヤー向け転職支援という専門性に繋がっています。私の場合は、状況的に転職せざるを得なかったので、戦略的とは言えないのですが、結果として非常に価値のある転職でした。
職業人生の長期化により、転職が前提となった現在の環境下では、
「新しいスキルや経験、視座を獲得するために、一時的に年収を下げ、その後の大きな跳ね上がりを狙う」
という戦略は非常に有効だと思います。
目の前の年収だけでなく、こういった長期的な戦略も含め、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
【コンサルタント紹介】飯田●メッセージ
今後のキャリアに向けて、フラットに相談・提案することを常に心掛けています。キャリアパートナーとして中長期的な関係を築ければと思います。
●強み
主にスタートアップ~メガベンチャーの経営幹部、事業幹部案件を得意としております。長年HRビジネスに関わり、5000名以上のキャリアコンサルティングをしてきた経験を活かして、応募書類の添削・作成や面接対策を行っています。また外部公開されないconfidentialなハイレイヤー求人も複数ご紹介可能です。