
こんにちは。アスシアの飯田です。
今回は少し大きな視点での話をしたいと思います。
私は、主に現年収が1000万円以上のハイレイヤー層の転職支援をしているため、担当させていただく方の多くが40~50代です。
そのような方々が面談で、
「最後の転職にしたい」
といったことをおっしゃることがままあります。
それに対して私は
「いえ、あと2~3回は転職すると思いますよ。」
とお伝えします。これはもちろん短期離職を推奨しているわけではありません。
どういうことかというと、
日本でも昭和初期は55歳定年制でした。
それが1980年代に60歳定年制となり、
2000年に入り65歳までの再雇用化の努力義務が始まり、
この2025年4月に65歳までの雇用確保が企業に完全義務化、
となりました。
この流れは少子高齢化をはじめとした人口動態の流れを組むものなので、
今後定年が引き上げられることがあっても、引き下げられることはまずないと思います。
私の予想(妄想?)では、近い将来70歳定年、そもそも定年制度の廃止が社会の潮流になるのではと思っています。
この背景から、今45歳の人は大学卒業年齢を22歳とすると社会人23年目。
70歳まで働くことを考えると、あと25年でまだ社会人の折り返しにもきていないことがわかりますね。
これを聞いてどう思われますか?
ぞっとするという方もいれば、色々と意欲がわいてくる方もいるでしょうか。
でも最後の転職はまだ先かもしれない、というのはわかっていただけると思います。
テクノロジーの進歩により、今後ますます変化のスピードがあがり、
会社のみならず業界自体の興亡、働き方はもちろん求められるスキルも変わっていくことになります。
短期離職は論外ですが、「定年までいたい!」という方を企業は求めるでしょうか?
企業が採用したい人は、定年までしがみつく人ではなく、
「社会の変化に対応しながら、実績を上げ続ける方」です。
社会人年数とともに、人生100年時代といわれているように健康寿命も伸びています。
健康で働けるうちは一律年齢で区切る必要は無いのではないでしょうか。
現在40~50代の方は、今後社会とどのように関わりを持ち、どういった人生を歩んでいくのかを、じっくりと考える必要があると思います。
このタイミングで、自分の理想とする働き方を含め、中長期的なご自身の人生をイメージしておくことをオススメします。
そういう私自身も40代半ばに差し掛かかったときに
『将来は世界中を旅しながら働きたいな』と思い、転職エージェントで働くことを選んでいます。
転職のご相談時には是非将来のイメージも教えてください。

●メッセージ
今後のキャリアに向けて、フラットに相談・提案することを常に心掛けています。キャリアパートナーとして中長期的な関係を築ければと思います。
●強み
主にスタートアップ~メガベンチャーの経営幹部、事業幹部案件を得意としております。長年HRビジネスに関わり、5000名以上のキャリアコンサルティングをしてきた経験を活かして、応募書類の添削・作成や面接対策を行っています。また外部公開されないconfidentialなハイレイヤー求人も複数ご紹介可能です。