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誰に向けた職務経歴書なのか

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こんにちは。アスシア株式会社にて、
主にマネジメント層の方の転職支援をしている飯田です。

今回は「職務経歴書」の書き方についてお話したいと思います。

職務経歴書のフォーマットや書き方のマニュアルは、検索すればいくらでも見つけることが出来る中で何をいまさら・・・と思われる方も多いかと思いますが、改めて問いたいのは
「その職務経歴書は誰に向けて作っていますか?」
ということです。

ひと昔前までの転職は、同じ業種、同じ職種での転職が主流でしたが、昨今は技術の進歩や働き方の多様化といった要因もあり、異業種、異職種への転職が一般的になってきました。
異業種、異職種へ転職するというのは、今までの常識・カルチャーが変わる、ということです。
今まで通じていた言葉が違う、同業種、同職種で通じていた言葉が通じない、または重要視されない、ということです。
そこを意識して書類を作成していますか。

一般的に転職における情報として求められることは、
営業職では、営業実績や達成率に始まり、新規営業なのか既存営業なのか、扱っている商材、商材単価、営業先(業種・規模)など、
エンジニアでは、開発環境や開発言語、プロジェクト概要としての規模、担当フェーズなどとなり、職種によっても見るポイントが全く異なります。
よって相手が何を見たいのか?重視しているのか?を把握して作成する必要があります。

上記の点について、「当然だよ」と、クリアしている方は多いとは思いますが、
さらに盲点となりやすい注意点があります。
それが「レイヤー」です。

私が転職支援を多く担当させていただく、部長、事業部長、経営者といった肩書を持つ方は、その書類のジャッジや面接は役員や社長となります。
役員、社長といった経営ボードが意識していることは、自社の経営課題をどのように解決し、業績を上昇、改善させることができるのか?です。
職務経歴書も、簡潔に上記の問いに答えているかが重要になります。

特に、以前作った職務経歴書に追記する形で作成する場合は要注意です。
例えば、メンバークラスの時は、1年ごとの目標達成率●●%というように年やPJTごとに細かく実績や経験を記載している場合が多いですが、
マネジメントクラスとなる方の採用となった場合、若い時の細かい成績を経営陣がそこまで重視するでしょうか?

それよりも、マネジメントする立場としてどのように自組織をリードしてきたのか、自身の介在価値はどこにあるのか?そういったことが重要になると思います。
ゆえに、そこがメインとなる書類を作っていかなければいけません。

自社採用において面接や書類のジャッジ経験もあるような方々ですが、普段ご自身が見ている書類とご自身の転職活動において求められる書類は違うということを意識し、
そのポジション/レイヤーにあった目線で作成されているかをよく見ていただきたいと思います。

弊社では、求人のご紹介、キャリアカウンセリングだけでなく、
面接対策、応募書類の添削・作成サービスなども行っておりますので、
お気軽にご相談いただけますと幸いです。


【コンサルタント紹介】飯田
趣味はキャンプとケーキ作り。家族は妻と息子2人と犬1匹。予定がないときは犬と遊んでいます。

●メッセージ
今後のキャリアに向けて、フラットに相談・提案することを常に心掛けています。キャリアパートナーとして中長期的な関係を築ければと思います。

●強み
主にスタートアップ~メガベンチャーの経営幹部、事業幹部案件を得意としております。長年HRビジネスに関わり、5000名以上のキャリアコンサルティングをしてきた経験を活かして、応募書類の添削・作成や面接対策を行っています。また外部公開されないconfidentialなハイレイヤー求人も複数ご紹介可能です。

 

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