充分な経験がある方にはそれほど影響がありませんが、経験が浅かったり、キャリアチェンジをしたい方にとって、景況感は転職する時期を考える、非常に重要な要素になります。
なぜかと言うと、景況感により採用基準が変わってしまうからです。
例えば2022年10月頃から外資系企業ではリストラや採用抑制が始まっています。
一方で、日本企業では極端な対応をとっている会社はまだごく限られた会社のみで、景況感というよりも競争の結果という印象です。
- 今後は恐らく
・ベンチャー企業は給与が高い - ・昨年に引き続き採用倍率は高い
- などのデータが出てくると思いますが、長年の金融緩和の結果、インフレするのは当たり前です。
- そしてインフレを抑えようとすれば景気が減速するのは当たり前になります。
- 中国やアメリカの景気が減速すれば、世界中の景況感は悪化する、もしくは途上国が崩れることで連鎖して悪化する、ということが起こると想定するべきかと思います。
- 日本に影響が出始めるのは4月以降かもしれませんが、若手や経験が短い方にとって、冬から春の転職は大変重要な判断が必要な時期になるかと思います。
- 現職の業績の見通しが厳しい場合や経験の親和性が少ない職種への転職を検討する場合には、早めに考えていくことを提案いたします。