5月になり、求人数と転職者の双方が減ってきました。売り手市場から買い手市場になったと感じる人が多くなったようですので、面接対策について触れていきたいと思います。
そもそも市場価値が高い方は、ずっと売り手市場の中におられます。つまり、優秀な結果を出せる方やスペシャリティのある方はいつも引っ張りだこです。
今回は、そんな特別な方ではなく、ごく一般的な方々にとっての面接対策についてです。
◆30代前半までに多い失敗例(素直で率直が一番?)
面接後、応募者の方にヒアリングをしてみると、「人事の方、現場のMGRの方が、とても気さくでいろいろと考えや悩みを相談させて頂きました!」とのこと。今まで、新卒や若手のときのポテンシャルで採用してもらっていた時の活動が染みついている方に多いです。
親身になった方が採用できますから、面接官の方は気さくに話を聞いてくれる事もあるでしょう。しかし、面接官の方はボランティアで話を聞いてくれている訳ではありません。応募者の方に「リクルーターの方は、ボランティアですか。それとも自社の採用のためですか。」 と聞くと、もちろん「自社の採用のため」とのこと。
「では、中途採用する側として、即戦力を採用する時に、そんな相談や迷いを洗いざらい話す人を採用したいですか?」
そのように聞くと、皆さん自己評価が下がります。全てを受け入れて採用してもらえる場合もありますが、あくまで、その会社で活躍することに本気でコミットしようとしていることが重要です。企業側がどのような人材を採用したいと考えているか、面接官や経営者側にたって考えた上で面接に臨みましょう。
◆大手の人材紹介会社や求人媒体を利用してきた方に多い失敗例
今まで、とりあえず要件が合った会社にたくさん応募し、たくさん面接にいき、内定した会社にいくと言う経験をしている方に多いです。
3度目以上の転職であることが多いのですが、相談の中で「あれっ?」と感じる事があります。スキルはあるはずなのに、思考が浅かったり、表現力が足りなかったりするのです。もっと厳しい表現をすると、真剣さが足りていないことに気付いていないのです。
面接の中で
・自身のキャリアの方向性と理由
・自身の強み
・転職の理由
を相手にきちんと伝わる形で説明できているか、再度見直してみましょう。
年齢が高くなれば要件が高まるのが一般的ですので、今までと同じ方法での転職活動では、面接で評価されなくなってしまいます。
<Point>7年に1つの明確な強みがありますか?
前述の「自身のキャリアの方向性と理由」「自身の強み」「転職の理由」について、しっかり面接で話ができるように弊社ではお手伝いさせて頂いているのですが、もう1つご提案していることがあります。
それは、7年に1つ程度、自身のキャリア上の明確な武器が増えているかということを意識してもらうことです。
弊社は、❝関わる人を幸せにしたい❞というビジョンを掲げています。転職支援は「目的」ではなく「手段」ですので、幸せになれるようにお話合いをさせていただきます。
生涯、ずっと市場価値の高い方でいられる方は稀です。面接の準備をしっかりされることで是非、新たな機会を手に入れて頂きたいと思いますし、そのために全力でお手伝いしたいと思います。
アスシアでは、応募者の方が面接でベストなアピールができるよう、その方に合わせた面接対策、応募先の企業に合わせた面接対策を個別に行っております。せっかく書類選考を通過したのに面接で損をしてしまうのは大変もったいない事です。一緒にしっかりと準備をしていきましょう。