最近、少し驚いている内容にふれたいと思います。
弊社では、いくつかの企業の採用代行もさせて頂いているので、日々たくさんの方の応募書類を拝見しています。その中で、私が驚いているのは
【人材エージェントを通じて応募される書類や情報に大きな差がある】
と言う事です。
応募書類は、基本的には応募者(個人の方)の責任で対応するべき事項であるというのは当然ではあるのですが(一部の方がエージェントに全部作成してもらおうと甘えることも間違えていると思います)、エージェントを通しているにも関わらず、あまりにも驚くような内容の【レジュメ(履歴書や職務経歴書)】や【情報(応募を補足する情報)】が横行しているように思います。
採用担当者が、このような応募書類をお見送りとして取り扱うことは非常に多いのです。
具体的によくあるケースをいくつかご紹介します。
1.日付が古い
基本中の基本ですが、実際によく見かけます。
2.転職の理由がわからない
『どうして今回、その応募者の方が転職を考えているか』が記載されていないケースです。転職理由は、その方の仕事やキャリアに関する考え方をアピールする大変重要なポイントです。
3.日本語レジュメの質が雑・見にくい
外資系エージェントや英語スピーカーの方が担当されている場合に、よくあるケースです。
日本語レジュメの質が低いと、応募者の期待値を下げてしまいます。日本語が母国語である応募者の場合は、両方(日本語版と英語版)を丁寧に作成することが重要です。
また、英語だけのレジュメで情報量がきわめて少ないケースもあります。
・住所、年齢がない
・過去の転職理由や今回の応募理由がない
・現在の年収や希望年収、その理由がない
など・・・。
転職にかかわるアドバイスを続ける者としては、当たり前の部類に入る情報なのですが、エージェントを使って転職している方の情報が、このような状態で企業に届けられているというのが実態です。
※もちろん、日本人、外国人を問わず丁寧な対応をされているエージェントの方もおられます。
転職が、その方の人生を左右する大切な機会である事を思うと、職務経歴書などの応募書類や、応募のための補足情報は、もっと丁寧に対応して頂きたいです。応募された書類を見ながら「私がアドバイスしたい!」「担当したい!」といつも思ってしまいます。
転職についてのノウハウは環境などによって大きな差があります。
情報は確かにネットにたくさんありますが、短期間に経験を積むことは難しいのです。
アスシアでは、少しでもその方の良さが適切に企業に伝わってほしいと思い、職務経歴書など応募書類の作成においても、しっかりアドバイスをさせて頂いております。
たくさんの応募書類を拝見してきた私達の経験を、是非活用していただければと思います。